「治験のアルバイトで報酬がもらえる!」という話がテレビで紹介されていてびっくりしました。
何とも怪しそうな雰囲気ですが大丈夫なのでしょうか?
分かる範囲で調べてみました。
治験とは?
wikiで調べると以下のように載っていました。
「治験(ちけん)とは、医薬品もしくは医療機器の製造販売に関して、医薬品医療機器等法上の承認を得るために行われる臨床試験のこと。元々は、「治療の臨床試験」の略」
要するに医薬品(新薬)や医療機器の販売前の臨床試験ということ。悪く言えば人体実験なのでしょうか?ちょっと怖い感じがします。
治験の安全性は高い
いろいろと調べてみると、現実には国が定めたGCPと呼ばれる厳しい安全基準をクリアしていることが条件で、GCPをクリアしないと治験に用いることができないそうです。
すなわち、治験に使用する薬の安全性は、国によって保障されているとのこと。
薬の副作用を調べることではなく、服用した薬の血中濃度や代謝の速度を測定し、国から薬の発売許可を得ることが目的。要するに最終段階チェックという位置付けなのでしょう。
治験による謝礼が高いことから「危険に対する代償では?」という心配する人も多いようですが、現実には危険に対する代償ではないらしいです。
睡眠時間や食事の時間、休憩時間もすべて労働時間としてカウントされるため、謝礼が高くなるとのことです。
サイトによっては治験モニターアルバイト募集と軽く案内しているところから「バイトという表現は良くない。負担軽減費と言うべき」と固い表現で案内しているところもあります。
実際には薬ではない場合も
これは少し笑ってしまったのですが、薬(偽薬)ではないものを使う場合もあるらしいです。被験薬の効果を検討するために比較用で使うとのこと。
ただし、これを知らされることはないそうです。知ってしまうと薬剤の効果が変化してしまうことがあるらしい。
このケースだと全く安全性に問題はないですね。
報酬目的でもいいのか?
報酬目的の参加でもいいのか?というと治験関連のサイトでも意見が分かれているような印象があります。
先にも書いたように「治験アルバイトモニター募集」と書いてあるところもあれば、バイトという表現は良くない、あくまでもボランティアであるということで「治験ボランティアに負担軽減費を支払います」と書いてあるところもあります。
どちらにしろ、高額な謝礼金が出ることは間違いありません。
参加する人にとってはアルバイト目的でも全く問題なさそうです。
治験の参加条件は?
治験の参加条件は基本的には20歳以上の男女で基本的には成人ならば誰でも参加可能。
ただし、内容を見てみたところ、東京などの関東圏や大阪、名古屋、福岡など都市圏に集中している感じがします。
また、「健康な人」、「高血圧の人」など、使う薬によって参加する条件は様々なようです。
治験の報酬は?
これはサイトによっても違うかもしれませんので必要に応じて確認ください。少々びっくりする金額が出ていました。
(一例としては、日本最大級の新薬モニター情報サイトの左側にある「報酬について」を参照ください)
また、税金は引かれないようです。なぜなら「新薬開発のためのボランティア」と位置付けられてお り、報酬は「給料」ではなく、「謝礼」という形で支給されるからです。ですので、アルバイトなどの副業を禁じられている会社員の方も問題なく参加できるとのこと。
治験って簡単に参加できるの?
先にも書いたように参加できるだいたいの地域は決まっているようです。
また、これだけの好条件が揃っているので、現実にはかなり狭き門だと考えた方が良さそうです。
ただ、私と同じように、治験に対して「怖い」というイメージを持っている人も多いのが事実なので、状況によっては簡単に参加することもできるかもしれません。
治験関連のサイトに登録し、自分に合う条件のものがあれば申し込みするといいでしょう。
もちろん、住所などが不確定な人は参加は無理だと思います。
無料の治療目的でもいいの?
内容によっては治療を目的として参加しても良さそうなものが並んでいます。後に紹介するサイトを見る限りでは無料の治療目的での参加でも問題は無さそうです。
無料で治療もできて、更に報酬をもらえて、これ以上無いというぐらいの感じがします。
(この辺りは見た感じの印象なので詳細は不明。実際に確認してみてください)
治験サイト一覧
登録は簡単、無料なので、必要に応じて登録してください。いくつか登録しておけば治験の案内も増え、参加できる確率も上がるかと。
医学ボランティアの会JCVN
医学ボランティアの会JCVNのサイトを見ると、症状別に治験の内容が異なるようです。ざっと見てみると、無料で専門的な治療を受けながらボランティア報酬をもらえるような感じの内容です(詳細は以下のリンクから確認ください)。
あまりにもおいしい話のため逆に裏があるのでは?と感じてしまう内容。
・ニキビで困っている人→ニキビ・アトピー治験ボランティア
・喘息で困っている人→喘息の方に、発作や症状を改善するお薬モニターのお仕事
新薬ネット
日本最大の新薬モニターアルバイト情報サイト。こちらは「アルバイト」として書いています。
既に7万人が登録。日本最大という意味では一番安心して登録できるサイトだと思います。14都道府県54箇所で参加可能とのことです。
詳細はこちら→短期高額アルバイトの決定版!【新薬ネット】
V-NET
こちらのサイトは負担軽減費ということで書いてありますが、その金額例はかなり高額です。
また、基本的に健康な成人の方を募集しており、安全性が高そうなイメージがあります。
詳細はこちら→治験参加の事ならV-NET
NPO法人ニューイング
「信頼できる専門医の診断を受けられる」というところに興味がわきました。負担軽減費の具体的な金額などはありませんが基本的には他と同等だと思います。
詳細はこちら→ニューイング
治験のアルバイトまとめ
今回、治験についていろいろと調べてみましたが、まず「アルバイト」という表現は専門サイトによっても意見が分かれているような感じがあります。
あくまでも負担軽減費と表現した方が良さそう(参加する人はアルバイトと考えても全く問題なさそうです)。
ただし、睡眠時間や食事の時間、休憩時間もすべて労働時間としてカウントされるため、その負担軽減費はかなり高額になるようです。
私も金額を見ましたがちょっと驚くような金額になっていました。
また、病気の方専用の治験もあるようです。専門家の治療を無料で受けながら高額な負担軽減費をもらえるというかなり素晴らしい話かも。
ニキビなどに困っている人やメタボに困っている人専用の治験もあるようです。やはり治療を受けながら高額な負担軽減費をもらえるならば理想的に感じます。
時間のある方は検討されてはいかがでしょうか?私も考えてみたいと思います。
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